一般的に鏡餅の飾り方は、三方(さんぽう)と呼ばれる台に置き、
紙垂(しで)という紙などの上に鏡餅をのせ、
橙(だいだい)という小さなみかんのようなものを置くもの。
でも関西では、これに柿串(かきぐし)というものや、
昆布を飾る場合が多いんです。
また、関東と関西では、鏡開きの日も異なり、
関東では1月11日で、関西では1月15日になるんですよ。
関東と関西では、鏡餅の飾り方や鏡開きの日程も、
違ってくるんですよね。
今回はそんな、関東と関西の鏡餅の飾り方などの違いを徹底解説します!
鏡餅の飾り方
ごく一般的には鏡餅は、冒頭でもお伝えしたように、
三方という台を用意し、白い奉書紙(ほうしょし)か、
もしくは四方紅(しほうべに)という紙を敷きます。
そして紙垂や裏白(うらじろ)、ゆずり葉などの上に、
鏡餅をのせて、一番上に橙という柑橘類を置く、
という飾り方をするんですよ。
ただしこれはあくまでも一般的な飾り方であり、
地域や各家庭によって、飾り方が少し違ってきたりするんですよね。
我が家では、三方は使わずに、小さな木製の板の上に和紙と、
紙垂やゆずり葉などを敷き、鏡餅を置いて、
最後に橙をのせるという飾り方をしています。
特に関東では、鏡餅を飾るのには奉書紙などの紙と紙垂、
ゆずり葉、橙などといったものを使う場合が多いんですよ。
では、関西はどうなのでしょうか?
続いては、関東と関西の鏡餅の飾り方の違いを詳しく紹介します。
鏡餅の関西と関東の違い①飾り方が違う
先ほども紹介したように、関東では奉書紙と紙垂、
ゆずり葉、橙などを使って、鏡餅を飾ります。
ところが関西では、これらの飾りに加えて、
昆布や柿串といったものを飾る場合が多いんですよ!
柿串とは干し柿を串に刺したもののこと。
私は関東出身で関東育ちなので、
見たことはありませんが、関西では、
鏡餅に昆布と柿串を飾ることが一般的。
飾り方としては、鏡餅の上に昆布を置き、
その上に柿串を置いて、一番上に橙を置く、というもの。
関東人からしてみれば、かなりエキセントリックな飾り方ですよね。
でも関西ではこれがごく一般的な飾り方になるので、
ぜひ覚えておくと良いでしょう。
ただし、この飾り方も関西のごく一般的な飾り方なので、
家庭によっては、多少飾りに使うものが違う場合もあります。
ということで、関西から関東に嫁いできた、
もしくはその逆のパターンであったりするのでしたら、
鏡餅はどんな飾り方をするのか、お正月の準備をする前に確認しておきましょう。
義実家に聞いてみれば、その家庭や地域の飾り方を教えてもらえますよ。
鏡餅の関西と関東の違い②鏡開きの日にちが違う
関東と関西では、鏡餅の飾り方だけでなく、
鏡開きの日にちも異なり、関東では1月11日、
関西では1月15日が鏡餅を飾っておく期限。
関東では基本的に、新年を迎えて11日経ったら、
鏡開きをする、という考え方なんですね。
一方関西では、1月15日なんですが、
実は昔はどこの地域も、1月15日に鏡開きをしていたんですよ!
ところがいつしか、関東では鏡開きをする日程が11日に変わっていき、
現在のように関東と関西では日程が異なるようになっていったのです。
ただし、鏡開きの日程に関しても、
関東関西だけの地域にこだわらず、家庭によっても、
違ってきたりするので、やっぱり確認が必要ですね。
つまり鏡餅の飾り方も鏡開きの日程も、
嫁ぎ先の家に要確認!ということなんですよ。
確かに各家庭によって、風習が少し異なる場合もありますよね。
そのため、もし鏡開きをする日程が分からなくなってしまったら、
ぜひ嫁ぎ先の家に聞いてみると良いでしょう。
そうすればその地域や家庭の鏡開きの日を教えてもらえますよ。
私も嫁いでから、正しい鏡餅の飾り方などを教えてもらったので、
やっぱり確認するということは必要になってくるんですよね。
ぜひ鏡餅に関して分からないことがあれば、
どんどん義両親など嫁ぎ先の家に聞いてみてくださいね!
鏡餅の飾り方!関西と関東の違いを知っておこう!まとめ
鏡餅は三方に奉書紙や紙垂などを敷いておき、
鏡餅をのせてから橙を置く、というのが一般的な飾り方です。
関東でもこの飾り方をする場合が多いですね。
ただし関西では、紙垂や橙などに加えて、
昆布や柿串を飾ることが多いんですよ。
また、鏡開きの日程も関東では1月11日ですが、
関西では1月15日と異なります。
でも各家庭によって、鏡餅の飾り方や鏡開きの日程が異なる場合もあるので、
嫁ぎ先の家にしっかり確認してからお正月の準備すると良いですよ!