カツオの血合いは栄養満点？取ると勿体ない？美味しい食べ方を紹介！

カツオの血合いは人によって好みの分かれる食べ物ですよね。

臭みが強いので、苦手な人も多いのではないでしょうか。

私も血合いの部分だけ取り除きたくなることがあります。

しかし、実は血合いには

たくさんの栄養が詰まっているのです。

鉄分やビタミン、タウリンにグリコーゲン…

どれも体を健康に保つために欠かせない栄養です。

その栄養を食べないなんて勿体ない！

かといって、血合いの臭みが気になるのも分かります。

その臭みをできるだけ減らすには新鮮なものを選ぶことが一番です。

さらに臭みを軽減するためには、風味の強い薬味を添えたり、

揚げ物にすることで美味しく食べられるので

栄養も丸ごと取り入れましょう。

カツオの血合いの栄養！取らずに絶対食べたほうが良いわけ

カツオの血合いは、赤色金繊維という筋肉でできています。

主な栄養素としては、

鉄分
タウリン
ミオグロビン
ビタミンD
ビタミンA
ビタミンB6
グリコーゲン

などです。

鉄分は、貧血を予防する働きがあります。

ミオグロビンはタンパク質なので、運動をするときには大切です。

タウリンは、コレステロールを減らして

心臓や肝臓の機能を高めてくれます。

ビタミンDは歯や骨を強くします。

ビタミンAは目によく、

また皮膚の粘膜を健康に保って、抵抗力も高めてくれます。

ビタミンB6は、精神を安定させたり

ホルモンバランスを整えたりする効果があります。

グリコーゲンは疲労回復や集中力を高める効果もあります。

このように、カツオの血合いにはたくさんの栄養が含まれており、

食べずに取り除いてしまうのはとても勿体ないと思います。

鉄分に関しては、ほうれん草やチンゲン菜などの野菜と比べても

２倍近く摂取できるんです。

鉄分不足が気になる時にはありがたいですね。

また、タンパク質を多くとれて低カロリーなので

筋トレをしている方や、ダイエット中の方にも最適です。

老若男女問わず、どんな方にも必要な栄養を

取ることができる食材です。

いつもの食卓にどんどん取り入れていきましょう。

カツオの血合いはどこ？買う時は血合いで鮮度を確かめよう！

カツオの血合いは、

おなかの身の部分と背中の皮の部分の間にある赤黒いところ

です。

赤黒いのは、赤色色素のタンパク質が含まれているからです。

血合いの部分が生臭いのは、血管などが集まる部分なので

新鮮な状態でないと臭みが強くなってしまうのです。

カツオの臭みを気にせずに食べたい場合は、

鮮度の良いものを選ぶことが何よりも一番です。

カツオの鮮度は血合いを見れば分かります。

鮮度がいい時は鮮やかな赤黒い色ですが、

鮮度が落ちてくるにつれて、しだいに黒ずんできます。

また、切り口が虹色になっているものがありますが、

空気に触れて酸化している証拠なので新鮮さには欠けています。

新鮮なものをいただくのが一番なのですが、

それでも臭みが気になる場合もありますよね。

そんな時も工夫次第でおいしく食べられますよ。

カツオと言えば「カツオのたたき」が有名です。

カツオの臭みを軽減させるためには

薬味に風味の強いものを選ぶと良いです。

例えば、

にんにく
レモン
しょうが
ミョウガ
大葉など

風味が強いものと一緒に食べることで

血合いの臭みも減らすことができます。

さらに臭みをなくしたい場合は

「竜田揚げ」にするのもおすすめです。

その場合も、下味にしょうがやにんにくを加えたり、

食べる時にレモンをかけたりすることで臭みが軽減されます。

揚げ物にすることで、

生ものが苦手な方やお子様でも食べやすくなります。