赤ちゃんがいる家庭では、湿度もどれくらいが良いのか気になりますよね。
湿度が高すぎると赤ちゃんに悪影響はあるのでしょうか。
この記事では、
- 梅雨の湿度70%は高すぎ?
- 赤ちゃんに最適な湿度
- 湿度を下げる方法
- おすすめの湿度計
を紹介しています。
ジメジメしている部屋が、赤ちゃんにとって大丈夫なのか気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
すぐ読める目次
赤ちゃんに湿度70%は高い
梅雨の時期は湿気が多いため、室内の湿度が70パーセントを超えることもありますよね。
『赤ちゃんがいる部屋は湿度を保つように』
と、赤ちゃんを産んだ時の産院で、こう助産師さんに言われた方もいると思います。
しかし、部屋の湿度が70パーセントは高いです。
大人でも湿度が70パーセント以上あると、ジメジメして不快に感じる方が多いと思います。
京都府のホームページの子育てQ&Aには、湿度についてこのように書かれています。
快適に過ごすためには、湿度も重要です。60%くらいがちょうどよいでしょう。特に冬場乾燥するとウイルスの活動が活発になるので乾燥に注意しましょう。逆に夏は、日本は多湿で不快に感じることが多いものです。必ずしも冷房を使わなくても除湿だけで涼しく快適に過ごせることもあります。京都府ホームページ子育てQ&Aより
赤ちゃんが快適に過ごすためには、湿度が60パーセントくらいがちょうど良いとされています。
湿度が高いとどうなる?
湿度が高いと不快に感じるだけでなく、赤ちゃんにとって悪影響な空間になってしまいます。
赤ちゃんがぐずる
赤ちゃんがいる部屋は湿度を保つようにと言われていますが、実は赤ちゃんは大人よりも湿度に敏感です。
そのためジメジメしてくる湿度70パーセントを超えると、不機嫌になりやすいんです。
どうして泣いてしまうんだろう?と原因が分からない時は、実は湿気でジメジメしているのが嫌なのかもしれませんね。
かといって湿度が低すぎると乾燥してしまいます。
60パーセント前後になるようにしましょう。
カビ、ダニの繁殖
湿度が高いと、カビ・ダニが繁殖してしまいます。
カビやダニはアレルギー反応を引き起こしてしまうアレルゲンです。
赤ちゃんは家で過ごす時間が長いので、その家の中がアレルゲンにまみれているとアレルギーを引き起こしてしまうかもしれません。
赤ちゃんは、身体や内臓がすくすくと育つ大事な時です。
アレルゲンが室内に発生しないように注意しましょう。
湿度を下げる方法
赤ちゃんも家族も、湿度が高すぎると快適に過ごせませんね。
室内のジメジメが軽減する、湿度を下げる方法と対策を紹介します。
赤ちゃんのいる部屋で洗濯物を干さない
梅雨時期は雨の日が多いので、洗濯物を部屋干しする人も多いと思います。
しかし、濡れた洗濯物を部屋干ししていると、室内の空気の水分量が上がって湿度がさらに上がります。
湿度が高すぎる場合は、赤ちゃんのいる部屋で洗濯物を部屋干ししないようにしましょう。
違う部屋で洗濯物をするときは、洗濯物がカビないように、サーキュレーターなどを使って風を当てるように干しましょう。
お風呂を開けっ放しにしない
使用した後のお風呂は開けっ放しになっていませんか?
濡れた状態のお風呂を開けっ放しにしていると、室内に湿気が移動してしまいます。
浴室にカビが生えないように、ドアを開けっ放しにする方も多いと思いますが、実は10センチだけ開けておくほうが浴室が早く乾きます。
浴室の換気扇は必ず回しておきましょう。
この方法だと浴室も早く乾き、室内に湿気がいかないので一石二鳥ですね。
湯気のある物を置かない
温かい飲み物を置いているだけでも、その湯気で湿度が上がります。
赤ちゃんがキッチンに近い場所で多くを過ごしている場合、お鍋などで湯を沸かしていても蒸気で湿度が上がります。
といってもお家の環境によっては、仕方のないこともあります。
そういった時は、なるべく湿気があがらないように下記の湿度を下げる方法を一緒に行ってくださいね。
エアコンの除湿機能を使う
一番簡単な方法がエアコンの除湿機能を使うことです。
ジメジメと共に涼しくもしてくれるので、機嫌が悪く寝ぐずりした赤ちゃんもスヤスヤ寝てくれるかもしれませんね。
でも、エアコンを使う際は、赤ちゃんにエアコンの風が直接当たらないように気を付けましょう。
風が直接当たると体温が急激に冷やされ、赤ちゃんの体調が悪くなってしまいます。
除湿器を使う
よく湿気に悩まされるお家の場合は、除湿器を購入するのもおすすめです。
除湿器なら除湿効果がとても高く、確実に除湿してくれます。
また最近では、空気清浄機に除湿機能がついている物もあります。
空気清浄機を使うことで空気中のアレル物質を取り除くこともできます。
扇風機やサーキュレーターを使う
窓を開けて扇風機やサーキュレーターを使って換気をするのも効果的です。
空気が循環することによって除湿効果があります。
ただし雨が降っている場合は、窓を開けないでおきましょう。
新聞紙や重曹を置く
丸めた新聞紙や、容器に入れた重曹を部屋の隅に置いておくと、湿気を吸い取ってくれます。
湿気を吸い取った新聞紙や重曹はこまめに交換してあげましょう。
ペットボトルと扇風機で除湿
凍らした2リットルのペットボトルと扇風機を使うだけで除湿することができます。
この方法はとても簡単で、ペットボトルが入る容器に凍らせたペットボトルを置き、扇風機で風をあてておくだけです。
理科で習う『凝縮』を使った除湿方法です。
時間がたってペットボトルを入れていた容器をみると、空気中にあった水分が溜まっていることが確認できますよ。
赤ちゃんがいるご家庭におすすめの湿度計
ドリテックの温湿度計は、小型だけど大画面でよく見えやすく、赤ちゃんのいる部屋にも置き場所に困りません。
顔のマークで湿度の危険度を知らせてくれるので一目で分かりやすくおすすめですよ。
最適な湿度で赤ちゃんも家族も快適に過ごそう
湿度が70パーセントを越すと、ジメジメして湿気に敏感な赤ちゃんは機嫌が悪くなります。
そしてカビやダニも繁殖しやすくなるので注意が必要です。
湿度は60パーセント前後が最適です。
最適な湿度で、赤ちゃんも家族も快適に過ごしてくださいね。